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パニック障害の上手な治し方

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ここではパニック障害の上手な治し方、付き合い方について紹介します。なお、当サイトのポリシーとして薬に頼らない治療を目的としています。後述しますが、完治・克服を目的としてはいますが実際のところは難しいと思うので、いかに上手く付き合うかという部分を重視しています。※あくまで筆者の経験に基づく内容で、その正確性は保証しません。

以前の状態

参考までに筆者の症状ですが、初めての発症は中学2年頃で、特に原因など無く唐突に顔が青ざめて、その時は気を失いませんでしたが早退しました。

その後は美容室で動悸と呼吸困難が起こって卒倒したり、歯医者や筆記試験とかも苦手になっていき、ピーク時は抜けだせない空間、特に長距離バスや他人が運転する車に長時間乗る場合に発作が起きていました。

ただ日常的にパニック発作が起きるわけでは無く、上述のような特定の条件下で発症しやすい傾向があります。

通院

筆者の通った精神科では、パニック発作が起きそうな時に「ユーパン」を摂取するようにと処方されました。常に発作と隣り合わせの状態だと違う処方になったと思われます。その後に幸運にも?パニック発作が起きて薬を飲む機会がありましたが、ほとんど効果はありませんでした。舌下吸収を指示されて「やばそう」って思った時に飲みましたが、あえなく倒れこみました。

処方箋は気休め程度だったのと、何より”薬”は完治を目指すものでは無く対症療法と結論付けているので、自分で治す方法を模索しました。

ちなみに同時期に治療の一環としてセロトニン対策のパキシルも飲んでいましたが、同様に大した効果は得られませんでした。”薬”は基本的に根本治療とは程遠い存在であると筆者は解釈しています。

具体的な治療法

パニック障害は確実に治す方法は無いと思います。基本としてはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などを用いて、認知行動療法で治すことが多いでしょう。

ただ筆者は医者にはあまり期待していないので、自分で思考方法を変えたりすることによって現在ではほとんど発症しません。具体的な対策は以下の通り。

寝不足は避ける

睡眠が不足していると脳の環境が正常に保てなくなり、発作が起きやすくなる可能性があります。これはほとんどの精神疾患に共通していることだと思いますが、睡眠不足は治療の大敵です。

自分が”何に対して”不安かを把握する

これは非常に重要なことです。やや穿った言い方ですが、パニック障害も一つの癖だと思います。何らかのキッカケは必ずあり、そのキッカケの種類を自覚することは有益です。

例えば筆者の場合では広場恐怖は無く、閉鎖的空間など逃げ出すのが困難な環境で起きる可能性が高いです。つまり自分の苦手な状況を認識することによって、その状況を回避することが可能となります。もちろん回避出来ない状況も多々あると思いますが、それでも対策を講じることは出来ます。しばらくその空間から抜け出せないことが現実的な場合、あとどれくらいの時間耐えれば良いか、緊急回避手段の検討など、予め計画しているのとその場しのぎとでは結果に大きな違いが表れます。

現実の手段としてはパニック障害を知らない人と接している時は「今日はちょっと体調が優れないので、退席するかもしれません」と予防線を張ることも出来ますし、選択肢が多いと安心感が出てきます。

パニック障害というのは理解してもらうのが難しい病気です。親密な関係になれば問題ありませんが、社会生活では他人の方が圧倒的多いので、パニック障害であると理解してもらわなくても、その状況が苦手なことを伝える手段も必要となってきます。ちなみに筆者は歯医者では「パニック障害なのでもしかしたら途中で倒れるかもしれません」と軽めに言います。理解があるところでは割り切った方が気は楽になります。

タバコや酒はNG?

これは筆者の経験ですが、以前はお酒が飲めましたがパニック障害を認識するようになってからは飲めなくなりました。理由は簡単で、酔った感覚がパニック発作を誘発する可能性があると判断したからです。

また、アルコールに対する耐性の差もあるかと思いますが、基本的にアルコールは脳の正常な情報処理を妨げます。これは飲酒運転が厳罰化されたことからも明らかです。そして情報処理に支障を来たすということは、状況把握が適切に行えなくなる恐れがあり、結果として発作を助長すると筆者は考えています。

タバコに関しても近いですが、喫煙中は一時的に血管が細くなり脳内の血流が悪くなります。そうするとパニック発作の前兆である”血の気が引いていく”感覚を錯覚してします恐れがあります。元々起きやすい環境で喫煙すると、負の効果が増幅されてしまいます。

ちなみに筆者はタバコを吸いますが、適度な量を保てば喫煙自体はパニック障害を悪化させるものではありません。ただ、経験上だと連続して多く吸ったり、疲労が蓄積している状態で吸うと発作は起きやすくなります。※タバコはパニック障害を始め精神疾患全般に対して有害であるとの指摘がありますが、ほとんどが偏った統計データや恣意的で信憑性が薄いものです。喫煙者の方がうつ病になりくいというデータもあります。地球温暖化と同じ単なる先入観と洗脳です。

筆者は中学2年でパニック障害を発症しましたが、その後でタバコを10年間ほど吸っていた期間があり、1日1箱だったり2週間吸わなかったりしましたが、全く変化はありませんでした。発症した時はもちろん吸っていませんし、一番重症だった時期も吸い始める前でした。つまり吸っても吸わなくても無関係です。

パニック発作を防ぐには適切な体調管理を意識する必要があります。

発作が起きそうな時

予期不安も含め、パニック発作が起きそうな時に最も確実な対処法は横になることです。立っていると間違いなく助長します。横になるか、難しい場合は座って呼吸を整えることを意識しましょう。早いと数分で回復します。

そして!起きそうな時は・・・諦めてください(笑)「やばいやばい」と思ってそっちに意識を傾けるから悪化するのです。無視することなんて当然出来るわけないので、はっきりと諦めた方が良いです。諦めた上で、気を失った後のことを考えましょう。もし近くに退避出来そうなところがあればそこに逃げ込み、いつ倒れても良い環境を整えるのは安心出来る材料の一つとなります。単に心配するよりも、現実的な対処法を検討した方がよほど建設的です。

究極の考え方

最終手段というか常に意識していて損は無い考え方は「他人はどうでも良い」ということです。これはよく云われることですが「他人に迷惑を掛けたくない」という心理が発作の引き金になることがあります。つまり大抵の場合、発作が起きて卒倒しても”どうでもいい”と考えることです。まぁ多くの場合で色々と弊害はあるのですが、広く見れば長い人生のたかだか数分程度なので、大したことはありません。人はいつも誰かに迷惑を掛けながら生きている、と考えれば気も楽になるでしょう。

精神論は要らない!

理解の無い人から見ると根性が足りないとか精神論を言う人が多いし、精神科での治療でも”慣れ”に重点を置いている節があります。それはかえって自分を追い詰めるだけで、悪化しかねないと思います。なので治療の際は他人の言葉を鵜呑みにせず、自身のペースで取り組むことが大切です。自分自身の傾向は自分が最も理解しているはずです。

現在通院している方でも、自分がどの状況で発生し易いかの統計を取り、何に対してコンプレックスを抱いているのかを明確にすることには意味があります。

そしてほぼ完治

既述の方法を実践した結果、現在ではほとんど症状は表れません。年に1回ほど、寝不足が数日続いてタバコを1日に1箱吸ったり、精神が不安定なのを分かっていて無理をした時で、稀に発作が起きそうになるくらいです。気を失ったことはもう10年くらいありません。通院を止めて自分で治したので期間は明確ではありませんが「あれ?そういえば最近は全然パニック発作が起きないな」と自然に治りましたが1年程度だと思います。

まず自分に合った治療法を模索することが重要です。パニック障害の症状は個人差が大きいように、病院で提示される型にはまった治療では、完治は難しいかもしれません。何故ならその人に合った治療法を、最も適切な形でもって個別にプランを組むのは、医者の労力を考えれば困難だからです。

なので医者に依存せず、自分の環境に合わせて”自分の力で治す”ことを考えた方が再発の危険性も少なく、その後も良好な状態を保てることでしょう。

最後に、パニック障害は脳の処理が正常に行われないことが原因と推察出来ますが、処方される薬は根本的な治療、体を健康な状態に”する”ことを目的にはしていません。漢方などは別ですが、多くの薬は症状を強制的に抑えて、その間に治療することが目的です。結局のところ、それが精神疾患が完治しづらいと言われる要因になっていると思います。要は体を健康にするわけでは無く、健康に”見せかけている”だけなので、何かのキッカケで再発、もしくはその他の部分に影響を及ぼすのだと考えています。

それはさて置き、処方される大半の薬は副作用が強いことからも明らかなように体には有害なので、筆者は自然な形で健康体にすることをポリシーとしています。基本的には脳内ホルモンを正常に出来るだけのバランスの良い食事(一つの栄養素だけ取れば良いというわけでは無く、複合的に作用するのでバランス良く)は土台として必要です。

日常生活でそれを達成するのはかなり難しいので、成分のみ抽出したサプリメントでは無く、天然の物質を粉末・錠剤化したサプリメントをオススメします。これは筆者が多くのサプリメントを試して行きついた結論ですが、Alive!が最も優れた基本食品だと結論付けました。普段の生活で病気を回復出来るだけの栄養を摂取出来ている自信が無い方は、ご参考になさってください。パニック障害に効果があるとされる薬やどんなサプリメントよりも筆者は効果がありました。

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