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パニック障害と貧血の関係

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パニック障害の症状は貧血と似ている部分があります。

経緯

筆者はパニック障害を患っていますが昔は知らなかったのと、この病気は一般的では無かったこともあり精神科に通院するという選択肢はありませんでした。

症状としては動悸、呼吸困難がして血の気が引いて顔が青ざめていき、気を失って倒れる。これがよくある流れですが、貧血の症状と似ている部分があります。そこで発症当時は貧血を疑い、内科に行きましたが「健康で問題ありません」と診断されるだけで、原因は掴めませんでした。

それと同時に貧血と言ったら鉄分を想像するので、鉄分サプリメントを摂取したり健康的な食生活に気を遣ったりしましたが、全く回復することはありませんでした。もちろん逆効果になったことはありません。※貧血にも種類がありますが、当時はインターネットも発達しておらず”貧血と言ったらレバー”というような時代だったので。

前述の生活を続けても全く改善されず、よく症状が表れて日常生活でもかなり気を遣うようになりました。吐き気を伴うこともあったので外出時でも食事が億劫になったり、胃薬を常備したりと対策を取っていました。

それってパニック障害かも?

これは10年くらい前の話ですが、内科医でもパニック障害を知らず”原因不明”と診断することがあります。最初から予備知識があるならまだしも、普通の人には理解の無いのがこの病気です。つまり自分では貧血と思っていたとしても、もしかしたらそれはパニック障害かもしれません。

また、吐き気があると胃の不調を疑い、実際に筆者は胃カメラを飲んだこともありました。吐き気がひどいので途中で中止になりましたが、その後漢方薬など様々な方法を試しますが一向に良くなりませんでした。

それもそのはずです。今のようにパニック障害について熟知しているから分かることですが、体内の鉄分も十分で、胃も健康だったのです。それでもパニック障害では似た症状が表れ、健康体でもその部分が病気であるかの様に錯覚してしまいます。

貧血が治らない場合は

既述のように一般内科医でもパニック障害についての知識が乏しく、誤診することがあります。もし貧血が治らない場合は、パニック障害など精神疾患を疑った方が良いかもしれません。今にして思えば、脳内の異常が全身に影響を与え、全く関係無いところで症状が表れることを実感しています。パニック障害の場合、貧血の治療法を用いて改善されるのは恐らくかなり難しいでしょう。

自分では無くとも周囲で貧血に苦しんでいて、自宅に居る時は大丈夫だったり特定の条件で発生し易いなど傾向が見られる時は心療内科や精神科を受診すると良くなるかもしれません。

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